随分長い間,もう10年以上になりますが,僕は歯ぎしりをする癖があります.
20代前半はあまり気にしていませんでしたが,歯医者さんで,歯が削れてきていることを指摘されてから,マウスピースを作ってもらい,寝るときには装着するようにしています.
いくつかの歯科医院でお聞きしたところ,歯ぎしりの原因や治療方法については明確にされていないそうです.
しかし,自分自身のケースについて考えてみると,マウスピースの削れるスピードは明らかに仕事で忙しくなったり悩み事が複数あったりする時なので,おそらくストレスが原因になっていると思います.
「ストレス」とは何なのか.
とても難解な問いです.
人によってその感じ方は異なるわけですから.
僕も,いったい何がストレスになっているのかが分からないので,歯ぎしりを止める事ができていません.
ストレスを感じた結果が歯ぎしりに繋がる程度ならまだマシな方です.
厚生労働省が公開している「平成24年度・脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況まとめ」によると,80時間以上の時間外労働を行っている人は,脳・心臓疾患と精神生涯の労災を申請する割合が異常に高い事が報告されています.
*http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000034xn0.html
また,これは正社員だけでなく,パートタイムなど他の雇用形態においても同じです.
つまり,これは自分だけでなく,自分の家族においても起こりうる事です.
「うちの子どもはまだ若いから大丈夫」
「パートだから気楽にできるし」
など,楽観視する要因は多々ありますが,それでも重大な疾患に繋がる可能性は十分にあると言えます.
年齢のせいなのか,最近は身体と心の健康について真剣に考えるようになりました.
それも,「単に病気になりたくない」という事だけでなく,「自分の人生を生きる」とはどういう事なのかも改めて問い直すようになりました.
給与,地位.名声.
色々と追いかけたくなるものはあります.
人生に満足していても,身体が壊れてしまったらどうしようもない.
身体が元気でも人生に満足できているとは限らない.
色々な葛藤を感じながら生活していくなかで,「ストレス」をどう自覚し,解消していくのかが重要な鍵となる気がします.
そしてそのためには,生活の中で無意識化されてしまった感覚をもう一度呼び起こす必要があるように感じます.
皆さんは,ストレスとどう向き合っていますか?
お互い,気をつけましょうね.
ちゃんちゃん