今日は,教務で事務員をされているSさんから,クッキーの差し入れが.しかも手作りです.
事務職の方々には,いつもお世話になりっぱなしなのに,優しく接してくれます.しかもとても美味しいのです.本当に,感謝です.
我々大学教員は,研究活動も教育活動もコツコツジメジメと閉ざされた空間でやっているようなイメージをもたれがちですが(そういう側面ももちろんあるのですが),職員の方々との連携がとても大切です.
ってこれは別に大学教員という職業に限らず,何でも一緒ですよね.
例えば
僕は割と歯科医院にお世話になるのですが,歯科医師の方が持つ専門技術は,優秀な助手の方のサポートがあって,「質の高い治療行為」として成立しているとおもいます.
そこには「阿吽の呼吸」があって,二人の作り出すリズムによって患者側の気分は大きく変わります.
さらに言うならば,受付をされている方の書く書類内容やファイリングの仕方は,円滑な治療に繋がりますし,受付時の対応は患者さんが気持ちよく来院するための情緒面に影響を及ぼします.
つまり,「◯◯歯科医院」という職場のパフォーマンスは,歯科医師の技術だけでなく,様々な構成要素によって成り立っているということです.
話は大学に戻りますが
もちろん,職員と研究者では専門性が異なりますので,その境界線と役割分担ははっきりしています.しかしながら,お互いがその専門性を認識した上で,自分たちの大学教育を造り上げていくんだという意識があって,「大学」という箱物に生命が宿る気がします.
その意味で,Sさんのお心遣いは非常にありがたいことですし,これからも良い関係を築いていきたいなと思うわけです.
皆さんは,職場でどのような関係性をもっていますか?
一度,じっくり振り返ってみるのも良いかもしれません.