昨日は,石巻へスタディーツアーにいってきました.山形大学の学生が主催したもので,同僚の橋爪先生も一緒に行きました.
こういった体験型の活動を連続して行う場合に僕が気をつけていることは,毎回目的を変えるという事です.
一目のスタディーツアーに参加した時,僕にとってそれは初めての被災地訪問でした.
ですので,
「直接見た事が無かった光景」
「イメージする事ができなかった被害状況」
「聞いた事がなかった話」
など「0」だった既有知識を「1」に変えるためのスタディーツアーでした.
しかし,これと同じことを繰り返していてると,そのうち新しい情報には辿りつかなくなります.もちろん場所を少しずつ変えていったりすることで新たな情報を得ることができますが,徐々に似たような情報が溜まっていきますし,新しい場所を開拓する事は結構大変なことです.
そこで,2回目,3回目から自分の中で「問い」を立てていくようにしています.
今回(2回目)は,
1)「体験としてのスタディーツアー」から,「アクションの第一歩としてのスタディーツアー」へと変容するには何が大事なのか!?
2)世代交代を迎えつつある(迎えた?)学生組織StartTohokuは,どのような活動をスタディーツアーに盛り込むのか!?
を自分の問いとして立てました.
問いをより具体的にするために,ちょっとした下調べも行いました.
こうする事で,活動が終わった時には「問い」に対する答えが明らかになったのかどうか,判断することができます.運がよければ.「1」が「2や3」に変わることもあります.
もちろん一度の活動によってこれらの問いに対する答えが見つかるとは限りませんし,問い自体を修正する必要がでてくる場合もあります.
しかし,毎回問いをたてながら活動に参加することで.今までと同様のマンネリな状況は起こらないのではないかと僕は考えます.
常に頭を働かせ,何事からも学ぶ(びたい).
いつもそうやって生きたいなぁ.