教養セミナー「グローバル社会を生き抜く」も5回目の授業を終えました.
東京の学生と山形の学生がそれぞれの視点から動画を協働制作するという活動は,様々な刺激を得ることのできるよい機会だと思います.しかし,山形大学と明治大学の学生双方が能動的に活動しようとしなければ,それぞれの大学でやっている教養セミナーとたいした違いがありません.
少なくとも他の山形大学の教養セミナーと差別化するのであれば,「明治大学の学生さんと協働できるからこその学び」を自覚的に生み出さなければなりません.
何となく課題の期限が近づいてきたから作業をする.それだけではせっかくの交流の機会も無駄になってしまうかもしれません.
「そうわかってるなら,がっつり交流できるように指導したら?」
と突っ込みを受けそうなのですが,そのへんはとても悩むところです.
そもそも,僕に言われて動くのは能動的じゃないだろうと.
明治大学側の受講生の中には,単位にはならないけれども興味があって参加してくださっている方々がいます.もちろんその方々は各々の自己判断で参加されているのですが,こちらとしては感謝の気持ちでいっぱいです.そういった前向きに学ぼうという姿勢は,伝染するからです.
双方にとって良き学びとなるような学習環境をどのようにデザインすれば良いのか,考えなければならない事が沢山ありそうです.