考査の採点

採点の祭典真っ最中.

 

採点は,授業者にとって振り返りの場でもあるので,お祭りモードにはなかなかならない.

今日も採点をしながら色々と考えた.

 

講義内容を「記号」として記憶している人の答案と,中身を理解して説明文として書いている人の答案では,かなりの差がある.

これは顕著に表れていて,読んだだけで理解できているかどうかがわかる.中身を理解している学生の文章には余裕すら感じる.

そして,その傾向は留学生でも同じ.日本人で「記号」として中身を理解した人の答案と,留学生で中身を理解した人の答案では,多少の日本語Writingのハンデがあったとしても,留学生の方が良く書けているケースがある.

 

授業に向きあうのか.

単位取得作業の一貫として取り組むのか.

 

数多くある授業の中の一つなので,取捨選択をしてくれれば良いのだが,それでも費やす時間や労力の事を考えると,少しでも学生が「授業に向き合える」ような工夫をしたいもんだと思う.