少人数制授業が持つ利点の1つは,グル―プを作り,学生同士が教え合いを展開できる点です.
ちょうど最近講義型の授業の方で最近接発達領域と足場かけの話をしたので非常にタイムリーだったのですが,授業内で得意な子と不得手な子がうまく共同してるんですよね.
初年次の学生が多いので,知識や技術の習得状況にばらつきがありますし,そもそも人と協働する事に慣れていない学生が沢山います.そんな中で,学生同士が学び合って,時間と共に不得手だったものが得意になってきているのが目に見えて実感できると,嬉しく思います.
最近接発達領域も,足場かけも,複数の学習者が文脈を協働という形で共有していなければ,実現が難しくなります.講義型の授業では実現しにくい事ですので,少人数制の授業も大切にしていきたいと思います.