最近,研究分担者をさせて頂いているT先生の科研でKolbのExperiential Learningを読んでいる.
1章は,経験学習の前提となる考え方とその歴史を中心に説明しているが,この理論が様々な影響を受けてきたことがわかる.
ベースはデューイ,ピアジェ,レヴィンの説明だが,それ以外についても結構触れてている.よくばりすぎて,読むのが大変だ.
Kolbの経験学習は,いろいろなところで使われているが,はたして何人の人がその根底にある哲学的前提を理解しているのか,自分にはわからない.少なくとも,自分は理解しきれていない.
そのへん,自分はツール屋さんではないのだから,研究者らしく確実におさえておきたい部分でもある.
なかなかページが進まないが,これはもうじっくり読み進めていくしかないな.