2014年
5月
31日
土
結構頻繁に起こる事なんですが,授業前日の夜にスライドを作ると,「興奮」して寝れません.
何故興奮するかというと,
「こういうふうに言ったら受けるかな」
とか
「この問いに対してどういう返答するかな?」
とか
「ディスカッションでこういう流れになったらどう切り込もうかな」
などなどを妄想していると,ついつい楽しくて頭が活性化してしまうのです.
昨日も,スライドを作り終わったのが午前2時.結局そこから2時間興奮しっぱなしで,寝たのは4時すぎでした.結果,今日の授業が終わったら疲労が....ちーん(授業まではアドレナリンが出てるので大丈夫なのです).
大学教員の友達に相談したら,「興奮しすぎ」って笑われました.
どないしたらええんでしょうか.
やはりスライドを3日前くらいに作るしかないのでしょうか.
でもどちらにしてもスライドを作った日は興奮する気がするし,スライドをいつ作っても授業前日になれば興奮する気がするのです.
人生は悩みの連続だ.
2014年
5月
19日
月
焦り性な僕は,ついついがむしゃらに色々とやってしまいがちなのですが,急にグアっと上がったものは,落ちる変化も激しくて.そしてとっても短期決戦で.
そういうやり方を20代の頃は何度もこなしてきたのですが,やはり年齢と共に色々と成熟するべきで.
ゆっくり,でも確実に,
30代で確かな成長をしたいもんです.
2014年
5月
18日
日
ここ最近,ポカポカと暖かかったのですっかり油断して東北の気候をなめきっていました....
5月中旬を過ぎたというのに,今週末は一気に気温が下がり,フィールドワーク中常にブルブル.
「あ~防寒できてない~」
とテンションもやや低め.超後悔しました.
幸いにも体調はくずしませんでしたが,明日からは怒涛の一か月なので,風邪をひかないように頑張りたいと思います.
ということで,体調管理上の都合から今日は短めで.
おやすみなさい.
2014年
5月
17日
土
今日から,2014年度のフィールドワークが始まりました.
345名ほどの学生さんが履修を希望し,抽選で選ばれた195名が22のプログラムに参加します.
今日は,「里地里山の再生Ⅰ」の引率に来ています.思えば,山形大学に赴任して初めて引率したフィールドワークも,この「里地里山の再生Ⅰ」でした.
一年たてば,大学の事も,学生さんの事も,授業の事もずいぶんわかるようになってきます.
今年は自分自身が中心になって進めることができる事案も多く,大変だけどとてもエンジョイしています.このフィールドワークについても,一年色々とみたことで,考えれることも変わってきたと実感しています.今年は全受講生を対象にした定量的な調査でばんばんアウトプットしたいです.
実践に研究,充実した一年になりそうです!(充実させるという決意)
2014年
5月
16日
金
明日から,2014年度前期集中講義「フィールドワーク共生の森もがみ」が始まります。
僕も引率教員として「里地里山の再生Ⅰ」というプログラムに参加します。
今回のプログラムでは,学生たちは地域保全を行っている組織の方々と共に活動を行います.
受け入れ組織は,プログラムによって異なりますので,学生たちは活動体験にのめりこむだけでなく,そこに関わる人々や組織そのものにも目を向け,「地域の課題」について考察する必要があります.
こういったフィールドワーク型の教育活動だけでなく,インターンシップやボランティア活動など「現場」に赴くタイプの活動は,現場を「知った」気になるものの,いざ「で,どんなとこなの?」と聞かれるとうまく説明できない事があると思います.
現場を知るといっても,色々な知り方や内容がありますが,僕が初めてその地を訪れ,組織を知ろうとするならば,着目するのは
「ルーティン」
です.
その組織には,暗黙の了解と呼べるルーティンが必ず存在し,それらが複雑に絡み合って組織活動が成り立っています.
大学の授業も同じです.授業が成立するためには,教員が何週間もまえから授業の配布資料を作成し,それを事務にいって印刷願いの書類を記入して提出するというルーティンがあり,そして事務の方々は書類の中身をチェックし,期日までに印刷をする.教員は授業の15分ほどまえには教室の鍵を事務で受け取り,教室を開放してパソコンやプロジェクターの確認をする.授業一つとっても,数えきれないルーティンが存在します.
そして,そのルーティンは多くの場合当事者にとって日常的な事であり,部外者にとっては非日常的な事なのです.自分自身を振り返ってみると,自分が深く関わっていたもの,例えば参加していたクラブ活動やボランティア活動など,そこには必ず活動を円滑に進めるためのルーティンがあるのです.そしてそれは,そこに深く関われば関わるほど,具体的に語ることができると思います.
僕は,現場に赴き,「ルーティン」を浮き彫りにすることが,現場を知る上でとても重要なのではないかとと考えています。方法は沢山あります.まず,よく現場で活動を観察することが大事ですし,たまには体験し,フォーマルな場・インフォーマルな場に顔を出し続けることが必要です.それは,誰かの自伝を読むとか,インタビュー動画を観るとか,そういった事以上の情報量になると思います.
現場にはいったけど,いまいち理解しきれていない気がする.
そんな実感をお持ちの方は,是非トライしてみてください.
2014年
5月
13日
火
今日は,会議で自分が創った事前学習DVDを他の教職員の方々に観て頂きました.
それなりに良い評価を頂き,一安心.それと共に,「時間をじっくりかける」事と,「思考」することって大事だなぁと改めて思いました.
というのも,今回の案件は通達されたのが昨年末.
学生時代から割と映像編集の機会に恵まれてきた僕は,「思った通りに事が進まない」体験を多くしてきたので,時間をかけてアイディアを練ってきました.
時間が空いた時に素材を探したり
以前の事前学習DVDを観て良い所と課題を分析したり
最近のトレンドにあった音楽を探したり
著作権について確認したり
こういう事は,ある程度経験があると思考に時間を取らず,経験則でぱぱっとやってしまいます.とうか大人になるとそういう経験則も大事で,要領良くやる事も多く求められます.
が,こういった創作型の仕事は,「思考」を「時間をじっくり」かけてやることで,それが結果に大きく反映されるような気がしています.
何事もそうですが,時間をじっくりかけて思考したものって出来が丁寧だし工夫が凝らされているし,奥が深いですよね.
今の論文も結構な時間がかかっています.ということは..... と期待しまくってます.
さ,研究の続きを頑張ります.
2014年
5月
12日
月
今日は行き詰っている研究について,3人のお友達研究者に相談しました.
やはり,自分一人で考えているのとは全く違う.
みんなありがとう.
明日も朝から相談します.
何がなんでも,今やっているこの研究は壁を乗り越えて成果を出したい.
頑張ろうっと.
2014年
5月
09日
金
最近は,大学教育の中で「キャリア教育」という言葉を聞かないことはありません.それだけ,キャリア教育は重要視され,これから積極的に取り組まれるべき事だと考えられているのだと思います.山形大学でもキャリアデザインという授業が開講されており,僕も,キャリア教育は学生にとってとても大切な取り組みだと思います.
「キャリア教育」といっても,就業前の学生(中学〜大学)を対象にしたものと,就業後初期の新米を対象にしたもの,中堅,ベテランと様々だと思います.ですので,キャリア教育の方法や内容自体は,対象によって分けられていくのだと思います.
では,就業前の学生を対象にしたキャリア教育はどうあるべきなのか.
「仕事観」をテーマに少し考えてみました.
仕事観は,1)内因的仕事観,2)功利的仕事観,3)規範的仕事観の3つに分類することができるといわれています.
ざっくりいうと,
1)仕事自体に対するやりがいや自己成長,自尊心に繋がる仕事観.
2)社会的地位や権限・裁量,金銭的成功に繋がる仕事観.
3)会社・社会・次世代のためといった,他者への貢献に繋がる仕事観.
です(あくまでざっくり言うとですが...).
こうやって3つに分類してみると,2)は就業前の学生でも十分にもつことができる仕事観だと思います.
例えば,「社長になる!」「年収○○円達成」といった形で,言いやすいですし,聞いている方もイメージがとてもしやすいものです.
しかし,1)と3)については,就業前の学生にとっては非常に難しい仕事観となります.
なぜなら,その業界に実際に従事する事によって(その会社の正統な成員性を確保することができてから),はじめて具体的な感覚を持つことができるからです.
採用する側もリクルート向けに示す外部向け情報と,入ったメンバーに対する内部情報で区別するのはあたりまえのことです.ですので,webや書籍で入手する情報には限界があります.
そう考えると,「就業前のキャリア教育による内因的仕事観・規範的仕事観の獲得」は,慎重になるべきなのかもしれません.その業界に従事することなく内省を繰り返した結果,勝手なイメージが出来上がってしまい,実際に就職した後で「こんなはずじゃなかった」となってしまう可能性もあるからです.
「自己理解」によって向いている仕事,そうでない仕事を考えるというのはキャリア教育のオーソドックスな手法なのかもしれませんが,あくまでそれは何も知らない状態での「自己」であって,それが「就業後の自己」 とどれだけ近いものであるかは,じっくりと判断する必要があります.2つの自己(職場に入る前の自己と入ったあとの自己)の距離が遠くなれば遠くなるほど,リアリティーショックも大きくなるのでしょう.
就業前のキャリア教育.
とても重要なテーマですので,大学教育に携わる人間として,これからも考えていきたいと思います.
2014年
5月
07日
水
以前書いた頭皮が痒いネタから約2か月が経ちました.
結論からいいますと,「洗い残し」か「シャンプーとの相性」のどちらが原因かはわからないのですが,しっかりと二度洗いすることと,ジムのシャンプーを使わないことで,頭皮の痒みと抜け毛はなくなりました.
最近は頭皮だけじゃなくて肩こりも気になるようになったので,色々な湿布を試しているのですが,これもうまくフィットすれば,とても身体が楽になります
身の周りの使用品,少し見直すだけで色々と変わるかもしれませんね.
2014年
5月
05日
月
「あなたは大学生活で,何を学んできたましたか?」
これに似たような質問を,就職活動の時には面接官に聞かれそうですよね.
でもこれ,就職活動に関係なく,学生一人ひとりが自らに問うべき問題だと思います.
もっと言うならば,人間一人ひとりが,「今,何のために何を学んでいるのか」という問いを持つべきだと僕は考えています.
大学生活の中で,正課と正課外の活動をバランス良くすることが,成長を促すことは,既に様々な研究によって明らかにされています.例えば京都大学・溝上先生の論文.
大学で学んだ事を問うと,
「自分,体育会一筋っす.まじ上下関係厳しかったっすけど,頑張りました.チームプレーを学びました」
とか
「一生涯の友達ができました.同志に出会うことができました」
とか
「バイトでリーダやって,社会人になる練習ができました」
などなど,よく聞きそうな返答がイメージできます.
大学教員としては,こういった返答は寂しい限りです.
クラブ活動や人間関係,アルバイトなど正課外活動の重要性は一切否定する気はありませんし,それはとても重要な事です.
でも,
正課はどこいったんだと.
「せっかく大学に来て,専門的な事が勉強できるのに,それだけじゃもったいないね」
というのが僕の考え方です.
まーかといって,いきなり講義や実験が「楽しいぜ!」と思えるものに変わる事はないというのも理解はできます.
僕は個人的に,正課でやっている事が学びがいのあるもになるには,それが「必要とされている」状況に置かれることが重要なんだと思います.少なくとも,それが必要とされる状況がきちんとイメージできること.それも,なるべく他者の存在が明確にイメージできる.それが重要なのかなと.
この点については,今やっている授業にも関係していることなので,これからもちょこちょこ書いていきたいなと思います.
とりあえず....おなか減ったので寝ます.